本日(8月13日)の昼の部を見てきました。
ハッキリ言いましょう。
このミュージカルはハロプロの*1ミュージカルの決定版です*2。
私としても全てのハロプロのミュージカルを見た訳ではありませんが、今後このミュージカルを超えるものはなかなか出てこないと断言しても差し支えないような気がします。
これまでのハロプロ関連のミュージカルでは、後半で失速して普通の劇になってしまったり*3、普通の劇に歌場面を無理矢理ねじ込んだようなものがありました。
しかし、今回の「リボンの騎士」では歌がたっぷり。
ミュージカルは歌で喜怒哀楽を表現するものと私は思っているのですが、それがちゃんと為されている。
当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんけどね。
実は今回の公演では、松浦亜弥がフランツ王子だと知って、別なハロプロメンバーの日が良かったなあなどと考えていたんですが、実際に見てみて考えが変わりました。
彼女の歌には説得力がある。
歌が感情表現だから、歌がダメだと心に響かないんですね。
そういった意味では皆の歌もレベルアップしていて良かったけど、主要人物に頭一つ抜けた歌唱力のメンバー達を配置したのは実に正しかったと思う。
とにもかくにも歌が重要なのです。
それを思い知ったが、クライマックス。
二つの歌(二つの感情)が重なりあい、想いがひとつになる。
これってまさにミュージカルならではの表現で、普通の劇じゃ唐突すぎるような感じになると思うんです。
歌に載せて感情が放出されるからこそ、心に響き、説得力を持つと思うのです。
思わず涙しました。
ということで、このミュージカルはおすすめです。
出演者以外のハロプロファンも見た方が絶対良いです。
今後何年も語られるミュージカルであるのは間違いないですから。
さて、以下は個人的な想いと言うか、メモというか、まとまらない感想というか。
Mystery of Lifeを思い出すと、反射的に涙が出てきてしまう。
この曲はテーマ曲ということで重要な場面で歌われているんですけど、まさにミュージカルのテーマそのものという感じなんです。
でもCDで聴いてみるとそれほどにならないのは何故なんでしょう?
まあ、彼女達も日々進化しているんだし、ミュージカルの音楽はミュージカルで聴くからこそ活きるというのもあるかもしれませんね。
当然、サントラのCD*4は買ったんですよ。
休憩時間に。
台本付きの初回生産限定盤。
物語を反芻したい人向けの商品ですけど。
でも反芻するぐらいなら、せめてもう一度ぐらい見たかったなあ。
冒頭のお姫様姿の愛ちゃんには心射抜かれた。
いやマジで。
冒頭のシーンからして、手塚治虫的な匂いを感じたんですけど、原作的にはどうなんでしょう。
そもそも原作を知らないから、何とも言えないんですけど。
席は10列目。
でも、現場で見たら、左端に近かったので、がっかり。
しかし、双眼鏡は使う必要な無かったし(いつもの私ならこの距離でも使っている)、左の花道に近かったし、これはこれで良かったですねえ。
結局、グッズは買いませんでした。
パンフとかは会場内にあったから良いけど、並んだのが開演1時間前では間に合わなかったです。
メンバーそれぞれに不自然にならないくらいに歌のソロがあったの良かった。
もちろんガキさんにもありましたよ。
ファンに配慮しつつも最高のものを作ったスタッフに感謝します。
DVDになってから見るのも良いかもしれないけど、コンサートにしてもそうなんだけど、会場にいて鑑賞するのと家のテレビ前で鑑賞するのとではやっぱり別物です。
行ける可能性が少しでもあるのなら絶対行っておいた方が良いです。
以上。