何だかあまり最終回という感じがしなかったというか。
まあ、小田和正氏自身もキャリアを終えたというつもりはなく、まだまだ続けるのだろうから、こういうアッサリとした終わらし方をしたのでしょう。
それにしても、この番組は未だかつてないものだったように思えます。
ミュージシャンが自らの音楽を語り、それをまとめて書籍、あるいは番組にするという形態は以前からありました。
しかし自ら語り、歌い、そして自分で構成し、コントロールするという番組、しかも3ヶ月間といえども、レギュラーで放送するなんて、テレビ史上無かったのでは?(もちろん、それをサポートするスタッフの力もあってこそだが)
何よりも純粋に音楽が楽しめたのがよかった。*1
音楽そのものが溢れ、心を浸していく。
それがこの番組だったのです。
そういった意味で、ポップス系には珍しいラストのスタンディングオベーションにも十分納得。
現場にいたら、きっと私もそうしていたでしょう。
*1:通常、番組にミュージシャンが出るというのは、つまりはCDのプロモーションの為なのです