さて、私は一昨日にアルバム「スイング・ジャズ」の紹介をしたのですが、昨日、それが届いたので早速聴いてみました。
華やかできらびやかで軽妙で、大人のムードが漂いまくり、本当にブランデーのグラスを回しながら聴きたくなるようなゴージャスさがある演奏が収録されたアルバムでした。
さて、今回のこのアルバムのオリジナルに忠実な曲を聞いて、思いついたことがあります。
それは映画「スウィングガールズ」のジャズは観客が受け入れやすいように考えられているのではないか?ということです。
それが判りやすい「シング・シング・シング」を例にしますと、「スイング・ジャズ」版と「スウィングガールズ」版を比較してみて、「スウィングガールズ」版は
1.ドラムの音がかなり前に出ていて、ベースの音もクッキリしている(エレキベースというのもあるが)
2.低音域が強調されている
という特徴があるように思えます。
これには、それぞれ
1.ビートを強調することによって、ロックに慣れ親しんでいる世代にも受け入れられやすくする
2.低音域を強調することによって迫力を出す
という意図があったのでは?
もっとも
1.実は最近のビックバンドジャズの主流のサウンドである
2.使用している楽器の違いが単に影響しただけ
という可能性も否定できませんけどね(^_^;)